DIYや模様替えの際によく使われるのが、引き出しや扉を固定するための養生テープです。
通常、養生テープは後で容易に剥がせるように設計されており、粘着力は控えめになっています。
その結果、通常は糊残りが少なく、すぐに剥がせるのが特徴です。
ところが、長期間貼りっぱなしにしておくと、テープが劣化して剥がれにくくなったり、
糊が残ってしまうことがあります。
今回は、そんな劣化した養生テープをうまく剥がす方法をお伝えします。
また、糊が残ってしまった場合の除去方法についても詳しくご紹介します。
目次
劣化した養生テープの対処法
「養生テープが剥がれにくい!」という皆さんの悩みに応えます。
【にっちもさっちも】劣化してバリバリになっちゃった養生テープを取り除く方法知りませんか。擦っても剥がれないし、尖ったものやザラザラしたもので削いだら傷まみれになっちゃったし【どうにもこうにも】 pic.twitter.com/JoLS1vIgti
— ペンちゃん (@Penntyann9) March 15, 2019
【もう】養生テープが紫外線で劣化してボロボロになり剥がれなくなった。 https://t.co/F9PmoHxxNk を参考に無水エタノール染み込ませても剥がれない【だめぽ】
— ペンちゃん (@Penntyann9) February 21, 2019
養生テープが経年劣化で剥がれにくくなった際の対処法について、いくつかの方法をご紹介します。
まず、剥がす際には物を傷つけないよう注意が必要です。
力任せに削り取ろうとすると、対象物にダメージを与えかねません。
養生テープは使用後、早めに剥がすことが望ましいです。
さらに、紫外線や直射日光に長時間さらされるとテープが劣化しやすくなるため、注意が必要です。
以下に、固着した養生テープを剥がす方法を紹介します。
固着した養生テープの除去法
固着した養生テープの除去方法は以下の通りです
無水エタノールの利用
薬局で手に入る無水エタノールをコットンに染み込ませ、
テープを擦ることできれいに剥がすことができます。
自動車用パーツクリーナーの使用
有機溶剤(エタノール含む)が含まれる自動車用パーツクリーナーは、
油性の汚れを落とし、固着したテープを剥がしやすくします。
シール剥がし剤の活用
市販されているシール剥がし剤を塗り、数分待ってからテープを剥がします。
この方法では粘着力が弱まり、テープが浮き上がります。
ドライヤーでの加熱
ドライヤーの熱で粘着剤を柔らかくし、テープを剥がしやすくします。
ただし、過度に熱を加えると粘着剤が広がるため注意が必要です。
特に熱に敏感な電化製品などでは慎重に行ってください。
養生テープの粘着残りを取り除く方法
劣化した養生テープを剥がした後に残る粘着糊を取り除くことはできるのでしょうか?
養生テープの残りを家庭で手軽に除去する方法をいくつかご紹介します。
食器洗い用洗剤の活用
食器用洗剤に含まれる界面活性剤が養生テープの残りを落とすのに効果的です。
洗剤をテープの残っている箇所に塗り、その上にラップをかけて20分ほど置きます。
その後、水を含んだタオルで拭き取りますが、電化製品などに使う場合は水濡れに注意してください。
セスキ炭酸ソーダの利用
アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、養生テープの粘着成分を取り除くのに有効です。
水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ2を混ぜ、これをスプレーボトルに入れてテープに吹きかけます。
その上からラップをかけて10分待ち、タオルで拭き取ります。
こちらも水分を使うので、水に弱い物には使用しないようにしてください。
お酢の使用法
お酢の酸性成分は、養生テープを取り除くのに役立ちます。
キッチンペーパーや布にお酢を浸して、テープの跡に貼り付け、10分ほど置いた後に擦り取ります。
ただし、お酢特有の匂いが残ることがあるので、使用後はタオルでしっかり拭き取ることが大切です。
ハンドクリーム活用法
ハンドクリームの油分が養生テープの粘着糊と反応し、取り除きやすくします。
粘着糊の残る部分にハンドクリームをたっぷりと塗り込み、10分ほど待ってから拭き取ります。
日焼け止めの利用
日焼け止めに含まれる油分も、粘着糊を弱めるのに効果的です。
糊のついた部分に日焼け止めを塗り、10分間放置した後に拭き取ります。
除光液を使った方法
マニキュア除去に使う除光液も、養生テープの粘着糊を取り除くのに役立ちますが、水性のものを選んでください。
養生テープが剥がれにくくなる理由
養生テープが剥がれにくくなる主な理由は以下の通りです。
直射日光や紫外線への長時間の曝露
外で長時間放置された養生テープは劣化しやすいので、できれば日陰や直射日光の当たらない場所に保管しましょう。
メーカーによる粘着力の違い
養生テープの粘着力はメーカーによって異なります。
強力な粘着力のテープは使用前に別の場所でテストしてみると良いでしょう。
乾燥による劣化
久しく放置された養生テープは乾燥し、剥がれにくくなります。
使用後はなるべく早く剥がすことが推奨されます。
ほこりや油の付着
ほこりや油が付着した環境で保管された養生テープは、粘着力が低下する原因となります。
清潔な状態で保管することが大切です。
養生テープの劣化した粘着糊の取り除き方のまとめ
養生テープを剥がす際には無水エタノールが最も効果的とされています。
車のパーツクリーナーやシール剥がし剤も有効です。
ハンドクリームや日焼け止めなど、身近なアイテムでも粘着糊を取り除けます。
養生テープが剥がれにくくなる主な理由は、長時間放置することです。
使い終わった養生テープは、早めに剥がすことで、剥がれにくさを防げます。
以上のことを参考にしていただければ、養生テープの扱いに困ることは少なくなるでしょう。
養生テープの正しい扱い方を知ることで、剥がれにくさや粘着残りといった問題を避けることができます。
- 使用後は早めに剥がす
- 日光やほこりを避ける
- 適切な製品を選ぶ
といった簡単な注意点を守ることで、養生テープをより効果的に使いこなすことができます。
また、もし粘着残りが発生した場合でも、身近なアイテムを活用して簡単に対処できる方法をご紹介しました。
これらの情報が、皆さんのDIYやお掃除の際に役立つことを願っています。
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