水で戻さなくても使える乾燥ひじきってあるの?戻すべき理由も解説

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ひじきの煮物は、もう一品欲しい時に重宝します。
特に電子レンジで簡単に作れるレシピがあると、忙しい時でも手軽に栄養豊富な料理が作れて便利です。
でも、乾燥ひじきを水で戻すのはちょっと面倒。

もし水戻しなしで使えたら、時短にもなっていいですよね。
しかし、一般的には乾燥ひじきは戻してから使うのが良いとされています。

そこで、水で戻さずに使える乾燥ひじきがあるのか、また戻すべき理由について詳しく解説します。

目次

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一部の乾燥ひじきは水戻しなしでOK

市販されている乾燥ひじきの中には、水戻し不要で使えるものもあります。

これらのひじきは、一度水で戻した後、適切な温度で凍らせ、その後乾燥させています。

水が凍るときの体積の増加によってひじきの繊維内の隙間が広がり、普通の乾燥ひじきよりも膨らんだ状態になります。

これにより、水分をよく吸収し、そのまま調理に使えるわけです。

通常、ひじきを戻すのには約30分かかりますが、戻さないで使える乾燥ひじきなら、その時間を節約できます。

また、戻したひじきをザルにあげる手間や、ひじきがザルに詰まる心配もなくなりますし、使用する調理器具や洗い物も減って便利です。

ただし、特別な処理が施された乾燥ひじきのみが水戻し不要です。

通常の乾燥ひじきは、パッケージに「水戻し不要」と記載されていない限り、水で戻してから使う必要があります。

次に、なぜひじきを戻さないといけないのか、その理由を詳しく見ていきましょう。



乾燥ひじきを水戻しする理由とそのメリット

乾燥ひじきを水で戻す理由は主に2つあります。

まず、食感と味の浸透を良くするため。

そして、ひじきに付着している汚れやヒ素を減らすためです。

食感と味の浸透を良くするため

乾燥ひじきを水で戻すと、ひじきが水分を吸収して膨らみ、体積が増えます。

例えば、ひじきの煮物を作る際に戻し時間を短くしてしまうと、ふっくらとした食感が得られず、味も十分に染み込みません。

塩分が多い調味料ではひじきを十分に戻すことはできないため、おいしさを引き出すためにも水でしっかり戻してから調理することがおすすめです。

汚れやヒ素を減らすため

乾燥ひじきは加工中に洗浄されていますが、完全には汚れを取り除けないことがあります。

水で戻すことで、これらの汚れが流れ出て、ひじきをより清潔にします。

また、ひじきには自然に含まれるヒ素がありますが、通常の摂取量では問題ないとされています。

それでもできる限りヒ素の摂取を控えたい場合、水で戻すことでヒ素の量を約半分減らせます。

さらにヒ素を減らすには、戻したひじきを沸騰したお湯で5分茹でこぼす方法が有効で、これによりヒ素を約9割減らすことができます。

茹でこぼししてもカルシウム、食物繊維、鉄分などの栄養素は大部分が残るので安心です。

乾燥ひじきの簡単な戻し方

通常、乾燥ひじきはたっぷりの水に30分ほどつけて戻します。

しかし、お湯を使うともっと手早く戻せます。例えば、90℃のお湯を使用すれば、戻す時間をわずか10分に短縮できます。


まとめ

乾燥ひじきは基本的に水で戻してから使うのが良いでしょう。

市販されている中には「水戻し不要」と表示されている製品もありますが、そうでない場合は水でしっかり戻すことが推奨されます。

水戻しすることで、ひじきの食感を良くし、汚れやヒ素を減らすことができます。

手間は少し掛かるかもしれませんが、ひじきを戻してから使うことをおすすめします。

また、水戻し不要の乾燥ひじきもありますので、使い勝手を考えて選ぶと良いでしょう。

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