重曹を使うナチュラルクリーニングが流行って、
「私もやってみよう!」とやってはみたものの。
重曹が水に溶けない。
重曹水を作るにはどうしたら良いの?
何かコツみたいなものはないの?誰か教えて。
なんて事ありますよね。
100%天然で人にも優しくお掃除に大活躍の重曹ですが、
意外と溶かし方や使い方をご存知ないですよね。
今回は
- 重曹の溶かし方
- 重曹が溶けないときはどうする?
- 重曹は何にどう使うの?重曹の3つの便利な使い方
を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
重曹の溶かし方(重曹水の作り方)
重曹には、水に溶けにくい特徴があります。
それを解消するには。
ズバリ!「お湯で溶かす」です。
重曹を溶かすのは熱湯でもよい?
水には溶けにくい重曹。
熱湯で溶かしてもよいのでしょうか?
実はお湯の温度は65℃以上のお湯で溶かすと、
性質が変わりますので「ぬるま湯」で溶かす必要があります。
通常、重曹水は弱アルカリ性ですが、65℃以上のお湯では、
重曹が熱で分解されて強アルカリ性に変わり、洗浄効果は上がりますが、
その分、取り扱いには十分注意が必要です。
重曹の容量が多い時や長時間使用すとき等も同じですが、
手袋などをつけて使用して下さい。
アルカリ性の重曹水つくる容量の比率
重曹水の容量の比率は
水:重曹=100cc:5g
この比率で弱アルカリ性の重曹水が作れます。
※実は、水でも溶けるようなのですが、一晩は置いておかないと厳しいです。
重曹が溶けないときの対処法と便利な使い方
水に溶けにくいという重曹。
知らずに水で溶かしてしまって溶かしたいっておもったらどうすればよいのでしょうか?
重曹が溶けないときの対処法
水に溶かしてしまったときは
鍋に重曹を入れて沸騰させるととけます。
また水の量に対して重曹を入れすぎると溶けきれなくなったものが粉として現れます。
水に対して重曹を5%ほど入れるので水と重曹の量は
水 | 重曹 |
---|---|
100ml | 小さじ1杯(5g) |
200ml | 小さじ2杯(10g) |
という比率になります。
重曹は何にどう使うの?重曹の3つの便利な使い方
重曹はエコで肌にも環境にも優しいと話題になっていますが、
実際に何にどうやって使うのでしょうか?
粉のまま使う場合(研磨剤や消臭剤としての効果は使い方No.1)
繊維製品の消臭 | 重曹をふりかけて揉み込んで、掃除機で吸引する |
---|---|
蛇口などの水垢 | スポンジに重曹を振りかけ磨く |
生ごみの匂い消し | 直接振りかける、消臭と除菌の効果がある |
冷蔵庫の匂い消し | 重曹を容器に入れフタをしないで冷蔵庫に入れるだけ |
入浴剤 | お風呂に水100ccに対して5g〜10gを入れ入浴する。 |
料理に使う | ふくらし粉として、また、下ごしらえにも使える。 |
※料理用に使う場合は食用と書かれているか確認が必要です。
水に溶かして使う場合(重曹の万能タイプ)
黄ばみの除去 | 一晩漬け込んでからの洗濯 |
---|---|
エアコンの清掃 | 重曹水をかけながら洗う。消臭or除菌効果も! |
小物ぬめりとり | 漬け込み洗い |
油汚れ | 重曹水を吹きかけ、にじませてこする。 |
ペースト状にして使う場合(汚れの密着度が高まって、「研磨作用」と「分解作用」で効果的面)
ガンコな油取り | 汚れたところにつけてこする。 | |
---|---|---|
水垢や皮脂汚れ | シンクなどのザラザラ汚れにつけてこする。 | |
ガンコな黄ばみ除去 | 重曹水へでのつけ置きよりも効果あり。 |
30分ほど放置する事で効果up。
重曹を使うときに注意することはある?
様々な用途に使用できる重曹。
ガンコな汚れもキレイに落としてくれる洗浄力も魅力。
そこで、使用上の注意点について解説します。
長時間の使用の場合は肌荒れのリスクが上がります。
出来るだけ使用時にゴム手袋の着用をお勧めします。
※補足までに
重曹は弱アルカリ性の為、短時間での使用は問題ないと言われていますが、
下の図のように、
Phがアルカリ性に寄って行くにつれて、肌荒れなどのリスクも上がります。
重曹水は、
重曹水(水:重曹が100対1の場合)水100ccに対し小さじ一杯です。
その際のphは「ph8.2の弱アルカリ性」あたりになります。
ただ、重曹水に熱を加える事で、重曹が分解されると、
phは「ph10〜12くらいの強アルカリ性の水溶液に変化しますので
この場合のご使用は短時間でもゴム手袋を着用し作業するようにして下さい。
B 木製への使用は黄色く変色します。
以上の使用は必ず避けて下さい。
重曹には安定剤などが含めれておらず、
時間の経過と共に重曹の成分が抜けてしまい、
効果がなくなります。
参考サイトはこちら
重曹って何?
炭酸水素ナトリウムのこと、お掃除のエコ洗剤の代わりや、
ベイキングパウダーなど、料理にも使われ、
環境にもやさしい。
まさに「万能アイテム」です。
一般的には、重炭酸ソーダを略して、「重曹」と言っています。
重曹の特徴を知っているだけで、使い道は広がるんですよ。
重曹の3つ用途
グレード 純度 用途
医療用 100% 点滴や火傷の治療、胃薬など
食用 98〜99% お菓子の膨らまし粉や食材を柔らかくする等の用途
農・工業用 95〜98% 家庭用の掃除など
※食用で販売されているものには食品添加物と表示されています。
工業用は不純物が混ざっていることもある為、
掃除などの用途に使われます。
重曹の特徴
- 水に溶けにくいです
- 天然由来で自然を汚さずエコです
- アルカリ性を持ち酸性の汚れを除去できる
汚れ落とし
油汚れや焦げ付き、手垢などを「中和」し
酸性汚れを落とすのに効果的。
研磨剤として
重曹の粒子は押すと変形するほど柔らかいので、
素材を傷つけづに研磨できるため、
研磨剤として使用できます。
消臭効果
湿気をすいてとる作用があり、
置いておくと湿気を吸い取り、
菌の繁殖を抑え環境を作り、臭いを抑える効果があります。
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まとめ
重曹が溶けやすい温度はぬるま湯。
お湯の温度は65℃以上のお湯で溶かすと、
性質が変わりますので「ぬるま湯」で溶かす必要があります。
使い道は
- 粉のまま
- スプレータイプ
- ペースト状
とあり
汚れ落とし、研磨剤、消臭効果と幅広いつかい道があることがわかりました。
重曹はナチュラル素材の万能薬と言ったところではないでしょうか。
ですが、その反面にある注意点も十分理解し取り扱うべきものである事を
ご理解いただき、掃除や料理、健康に役立てて下さい。
最後に、皆さまの生活が素晴らしいものでありますように。
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